2018年に旭川市街地から、江丹別に移住された嵯城邸をご紹介します。自宅にレストラン機能も併設しています。
オーナーの嵯城要介(さじょうようすけ)さんは、子育て環境の良い住まいを見つけるため、旭川市内だけでなく、東川や当麻など旭川近郊のエリアでの家づくりを検討していました。また、嵯城さんは旭川グランドホテル(現omo7旭川)をはじめ、旭川市内数店でシェフとして勤務し、日本の文化とフランス料理を融合した料理、そしてベーカリーやスイーツも得意な腕の良いシェフでもあり、ご自宅建設に加え、ご自身の食へのこだわりを実現するレストランを作りたいという思いがありました。
外壁は道南杉の板張りでナチュラルな雰囲気。大きなウッドデッキで食事を楽しめるようにしました。
お店の看板や玄関ドアなどに、地元江丹別のシラカバを使っています。
店内の天井はウェスタンレッドシダーの板張り。板張りのラインが、カウンター、ベンチと同じ方向で空間自体をシャープに見せています。
ベンチタイプの椅子は、北海道民おなじみのシラカバを高度活用する産官学のグループ「白樺プロジェクト」が連携し北大の雨竜研究林の木材を伐り出して制作されています。
5.5メートルの大きなカウンターテーブルは家具職人、建築家、林業研究者、地元の生産者、学生、地域おこし協力隊員などたくさんの人の力を借りて江丹別の山から伐り出し作成しました。
なお、住宅会社選びサイト「iezoom(いえズーム)」に、オーナー含むさまざまな方に、嵯城邸、そしてレストラン「Chirai」(チライ)の記事も掲載されています。